Cosnexとは機密データを扱えるローカルAI基盤


Cosnex(コズネクス)は、社内データを集めて整理し、生成AIで検索・回答できるようにするAIデータ統合プラットフォームです。当社はCosnexを開発・提供しています。機密データを外部に出しにくい企業でも使えるよう、処理を社内で完結させる構成を選べます。導入を検討する方向けに、できること、導入構成、導入の流れ、料金の決まり方を図解します。

この記事の要点

  • Cosnexは、社内データの集約・検索・生成AI活用を安全な環境で実現するプラットフォーム
  • 導入構成は2種類。完全閉域のローカル構成(構成A)と、クラウドAIを併用する構成(構成B)から選べる
  • 構成Aは、社内GPUサーバーで処理を完結させ、データが外部に出るリスクを限りなく抑える構成
  • 主な機能は、根拠つきチャット、高性能RAG、Q&A、議事録、データ取込、ファイルナレッジ化、ノートブック、画像/OCR
  • 料金は、アカウント数や導入環境、LLMの使い方で決まる。まず小さく検証してから本格導入できる

社内にデータがあるのに活かせない 5つの課題

多くの企業では、社内にデータがあるのに、業務に活かしきれていません。Cosnexの紹介資料では、次の5つの課題が挙げられています。

課題起きていること
データ散在過去の資料が複数のフォルダやサーバーに散在し、必要な情報がどこにあるか分からない
検索の非効率必要な情報を探すのに時間がかかり、本来の業務を圧迫している
知識の属人化ベテラン社員や特定の担当者に知識が集中し、ノウハウが組織の資産になっていない
セキュリティ制限機密情報を外部の生成AIに入力できず、便利なAIツールの活用が制限されている
導入・運用の不安AIを導入しても、回答精度や運用方法に不安がある

Cosnexとは社内データを集めて活用するAIデータ統合プラットフォーム

Cosnexは、散在する社内データを構造化して一箇所に蓄積し、集約・検索・生成AI活用を安全な環境で実現するプラットフォームです。社内に蓄積された資料をAIに参照させ、自社の業務に即した回答を返します。

① 集める
ファイルサーバー、社内文書、マニュアル、議事録などのデータを収集する
→
② 整理する
分類、インデックス化、RAG化してデータを整理する
→
③ 探す・聞く
自然言語検索やAIチャットで、データやファイルの場所を確認する
→
④ 活用する
要約、回答生成、分析、業務支援で、専用のAIを活用する
図1 Cosnexが社内データを活用できる状態にするまでの流れ(Cosnex紹介資料による)。

社内データを外に出さずに使える仕組み

Cosnexは、外部に出せない大事なデータも、ローカルでAIに活用できます。資料は元の場所に置いたまま取り込めます。構成A(後述)では、AIの処理をPCの中、または社内サーバーの中で完結できます。ただし、外部のAIサービス(OpenAI APIなど)を使うモードを選んだ場合は、この限りではありません。また、モデルの追加・ダウンロード時のみ、インターネット接続が必要です。

使い方は3ステップです。1つ目は、このPCやファイルサーバーのフォルダにある資料を取り込みます。2つ目は、参照する範囲やQ&A、議事録、参照先の組み合わせをまとめて準備します。3つ目は、参照先を指定してチャットで質問すると、根拠の資料も確認できます。

Cosnexの導入構成 完全閉域とクラウドAI併用の2種類

セキュリティ方針に合わせて、2つの構成から選べます。

構成A 完全閉域・ローカル構成
・社内GPUサーバーで自社運用
・ローカルLLMを活用
・社内ファイルサーバーとセキュアに同期
・インターネット接続が不要な設計
→ データが外部に出るリスクを限りなく抑える構成
構成B クラウドAI併用構成
・OpenAI APIなど、先進のクラウドAIと連携
・外部の最新・高性能なLLMを活用できる
・機密性や用途に合わせて、データとLLMを使い分ける
・初期の設備投資を抑え、早く導入できる
図2 導入構成は2種類から選べます。お客様のポリシー、運用コスト、求める性能に合わせて設計します(Cosnex紹介資料による)。
構成A 完全閉域・ローカル構成B クラウドAI併用
AIの処理社内GPUサーバーのローカルLLMOpenAI APIなどのクラウドAIと連携
インターネット接続不要な設計クラウドAIとの連携に必要

構成Aは、完全に自社で完結する設計のため、データが外部に出るリスクを限りなく抑えられます。資料では、製造業(知財保護・設計データの秘匿)、金融(顧客情報の保護)、法務・特許事務所、研究開発部門、官公庁・地方自治体に推奨されています。構成Bは、外部の最新・高性能なLLMを活用できる一方、データの取り扱いは、機密性に合わせた使い分けが前提になります。

Cosnexの主な機能

機能は、Cosnex 5.0の機能一覧に基づきます。

区分機能概要
チャットチャット社内の資料を参照先にして質問し、根拠つきで回答を得る
チャット画像を追加/OCR画像の内容や、画像内の文字を読み取って質問する(画像推論モデルの設定が必要)
データ活用Q&A決まった質問と回答を登録し、AIにそのまま使わせる。資料からAIに自動でQ&Aを作らせることもできる
データ活用議事録会議の音声を文字起こしし、校正・要約まで行う
データ活用データ取込社内のファイルを登録し、検索できる状態にする
データ活用ファイルナレッジ化AIに参照させる資料の範囲を切り出す
データ活用ノートブックよく使う参照先の組み合わせと回答時の指示を保存する

高性能RAG 根拠に基づいた回答を引き出す

RAG(検索拡張生成)とは、外部の知識ベースから事実を検索して、その内容をもとにLLMに回答を生成させる仕組みです。Cosnexは、当社独自の方法で、通常のRAGよりも精度の高い回答を抽出できるとしています(特許出願中)。Excel、CSV、Word、PDFなどのファイルを事前に取り込んでおくことで、必要な情報だけを回答します。

回答の根拠を画面で確認できる

チャットでは、回答に使った資料をその場で確認できます。回答は、WordやMarkdownなどの形式で保存・出力できます。

Cosnexの導入の流れ

Cosnexの導入は、大規模な契約を前提にせず、まず低リスクに検証できる進め方です。

STEP 1 課題ヒアリング
対象部署・業務・データを整理
→
STEP 2 データ確認
形式・件数・機密性を確認
→
STEP 3 PoC環境構築
実際のデータで、閉じた環境で検証
STEP 4 効果測定
検索精度・情報到達時間・現場の評価を確認
→
STEP 5 本番導入
特定部署または全社へ展開
→
STEP 6 運用・内製化支援
教育・改善・社内での利用範囲の拡大
図3 導入の6ステップ。大きな契約を前提にせず、まず小さく検証してから本格導入する進め方です(Cosnex紹介資料による)。

Cosnexの提供だけではなく、導入環境の構築、システム開発、社内定着までを一気通貫で支援します。

Cosnexの料金は何で決まるか

具体的な金額は、お問い合わせください。料金は、主に次の要素で決まります。

要素内容
アカウント数アプリ版のライセンスは、利用するアカウント数に応じて決まります。アカウントを追加する場合は、追加分の料金がかかります
LLMの使い方ローカルLLMを利用する場合は、トークンコストはかかりませんが、別途GPUマシンが必要です。OpenAIのAPIを利用する場合は、APIの取得が必要で、当社で取得を代行するときはトークンコストなどの実費がかかります
導入環境の設定DGX Sparkへの設定などを当社に依頼する場合は、初期費用がかかります。お客様自身で構築した場合は、初期費用は発生しません
地域首都圏以外の地域は、別途見積もりです

現在、無料版の提供はありません。まずはデモ環境の提供と、無料相談から始められます。

Cosnexの導入事例

自動車部品メーカーのN社様(年商3,000億円規模)では、過去の資料やデータの活用に課題がありました。先人のデータ整理、RAG/DBへのメタデータ登録、情報検索のスピード向上に取り組み、設計作業の効率が50%向上、データ分析時間が85%削減されたと、当社の事例で紹介しています。

よくある質問

Cosnexとは何ですか

社内データの集約・検索・生成AI活用を、安全な環境で実現するAIデータ統合プラットフォームです。

社内のデータが外部に出ることはありますか

構成A(完全閉域・ローカル構成)では、AIの処理を社内で完結させるため、データが外部に出るリスクを限りなく抑えられます。構成B(クラウドAI併用)では、OpenAI APIなどの外部AIとの連携が前提になるため、データの取り扱いを機密性に合わせて決めます。

どのようなファイルを取り込めますか

Excel、CSV、Word、PDFなどのファイルを取り込めます。資料は、元の場所に置いたまま取り込めます。

無料で使えますか

現在、無料版の提供はありません。まずはデモ環境の提供と無料相談から始められます。金額は、お問い合わせください。料金は、アカウント数や導入環境などで決まります。

導入には何が必要ですか

ローカルLLMを利用する場合は、別途GPUマシンが必要です。クラウドAI(OpenAI APIなど)を使う構成では、APIの取得が必要です。DGX Sparkへの設定などを当社に依頼する場合は初期費用がかかり、お客様自身で構築した場合は初期費用は発生しません。

Cosnexは社内データを安全に活用するプラットフォーム

Cosnexは、散在する社内データを集約・検索し、生成AIで活用するためのプラットフォームです。完全閉域のローカル構成と、クラウドAI併用構成を選べ、まず小さく検証してから本格導入できます。機密データを扱う製造業や金融などで、AI活用を進めたい方に向いています。

製造業での導入の全体像は製造業のオンプレミスAI導入ガイド、ローカルLLMの選び方は業務で使えるローカルLLM9選で解説しています。Cosnexの概要資料は、お問い合わせください。

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