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■コンゴ民主共和国の廃プラスチック問題
コンゴ民主共和国は中部アフリカに位置する共和国体制の国です。アフリカ大陸の中で2番目に面積が大きく、人口は8,134万人(外務省の基礎データ、2017年当時)です。2050年には、人口1億5,000万人を超えると予測されています。
同国の環境問題の一つとして上がっているのが、ごみ問題です。ACCP(アフリカのきれいな街プラットフォーム)が発行している「アフリカ廃棄物管理データブック」によると、同国では、1日に8,400トンのごみが発生していると推定されており、ごみの回収率はわずか25%です。中でもペットボトルなどの廃プラスチックが近年増加しています。
同データブックが発行された2019年8月27日現在で、廃プラスチックごみは全体の15%まで増加しています。廃プラスチックだけでも1日に1260トンが廃棄され、その75%が収集されていない状況です。
■キンシャサ州知事とMOU締結の経緯
こうした状況下にありながら、同国では根本的にごみ問題を解決する方法が見い出せずにいます。当社代表の面来がコンゴ民主共和国を訪問し、チセケディ大統領と個別に面談するなかで、一つの提案を行いました。それが今回実施予定の廃プラスチックとエコポイントを交換するプロジェクトです。
プロジェクトの基幹となるシステムは、当社で開発をした「コイニティ」を使います。コイニティは地域通貨構築システムです。地域やグループなどのコミュニティで独自のコイン(ポイント)を発行できるシステムで、発行されたコインを使って商品を購入することや寄付することもできます。このシステムを今回のプロジェクトで利用する予定です。
コンゴ民主共和国の首都キンシャサはごみ問題が特に深刻なため、今回のプロジェクトをキンシャサから試験的にスタートする許可を得ました。日本で行われたアフリカ国際会議(TICAD7、会期2019年8月28日~30日)に参加するために来日していたキンシャサのGentiny Ngobila Mbaka知事と面会を行い、MOUを2019年8月29日に締結しました。
代表の面来がMOUの締結をしている様子
■現地調査と実証実験を2020年1月から始動
現地調査や実証実験は、2020年1月から行うことを計画しています。
プロジェクトの内容は以下の通りです。
● 廃棄物処理装置をキンシャサの適切な場所に配置する
● エコポイントを交換できる提携店舗を開拓する
● 廃プラスチックの持参者に、エコポイントを付与する
● 付与されたエコポイントを提携店舗で商品と交換する
● 店舗で利用されたポイントを、現金と交換して店舗に振り込む
● ポイントの原資は、コンゴ政府からの委託と決済事業の収益で回す
■今後はアフリカ全域での展開を目標
キンシャサ州でのプロジェクトの成果をもとに次は、2021年3月をめどにコンゴ共和国の他の地域に展開します。3年後には、アフリカ全土で利用できるように事業を拡大する計画です。
【株式会社ナンバーワンソリューションズについて】
会社名 :株式会社ナンバーワンソリューションズ
本社所在地 :〒153-0043 東京都目黒区東山3-15-1出光池尻ビル7F
代表取締役 :面来哲雄(おもらい・てつお)
設立 :2002年7月
資本金 :5,000万円
連絡先 :TEL .03-6412-8470 FAX .03-6412-8471
URL :https://no1s.biz
事業内容 :ブロックチェーン開発事業等
■本件に関する報道機関からのお問い合わせ先
株式会社ナンバーワンソリューションズ 広報担当:堂本健司
TEL 03-6412-8470 / Email press@no1s.biz
プレスリリースはこちらよりダウンロードできます
コンゴ民主共和国の首都キンシャサで、2020年2月から
廃プラスチック処理プロジェクトを開始
ブロックチェーン技術で廃プラスチック問題を解決する