生成AI最前線:2024年12月第1週の主要ニュース10選


先週はOpenAIが「o1」の発表やChatgpt plusなどの発表に注目が集まりましたが、他にも重要なトピックがあったので、主要ニュース10選を紹介します。

1. OpenAI「12 Days of OpenAI」イベント開始

日付: 2024年12月5日
概要: OpenAIが12日間にわたる新製品と技術の発表イベントを開始しました。初日には、生成AIモデル「o1」のリリースと、新しい有料プラン「ChatGPT Pro」の提供が発表されました。「o1」は、これまで以上に高精度な生成能力を持ち、ビジネスや研究用途での活用を想定しています。
リンク: OpenAI Newsroom


2. Amazon「Nova」シリーズ発表

日付: 2024年12月3日
概要: AmazonはAWS re:Invent 2024で生成AI「Nova」を発表しました。このシリーズは、テキスト、画像、動画を処理できるマルチモーダルモデルを搭載。特に、画像生成(Nova Canvas)や動画生成(Nova Reel)に特化したモデルが注目されており、企業向けのカスタマイズ機能を提供しています。
リンク: Amazon Nova 発表詳細


3. ジェフ・ベゾスとサムスン、「Tenstorrent」に投資

日付: 2024年12月2日
概要: Amazon創業者ジェフ・ベゾスとサムスンがAIチップスタートアップ「Tenstorrent」に7億ドルを投資。この企業は、NVIDIAの競合として生成AI向けチップ市場での躍進を目指しています。
リンク: Tenstorrent 投資ニュース


4. Autodesk「Project Bernini」発表

日付: 2024年12月6日
概要: Autodeskは、AIを活用して3Dモデルを生成する「Project Bernini」を発表しました。スケッチや自然言語入力から建築や設計分野向けに高精度の3D形状を生成できる技術で、作業効率を大幅に向上させると期待されています。
リンク: Autodesk Project Bernini


5. アマゾン「Project Rainier」発表

日付: 2024年12月5日
概要: アマゾンが、高性能AIチップアレイ「Project Rainier」を公開。特に生成AIの大規模訓練での効率向上を目指した設計が特徴です。「Trainium2」をベースにしたシステムが採用されています。
リンク: Amazon Project Rainier


6. 日本文化庁、海賊版検知AIシステム発表

日付: 2024年12月1日
概要: 日本文化庁が生成AIを活用した海賊版コンテンツ検知システムの構築を発表。システムは、著作権侵害コンテンツを高精度で検知し、著作権保護の取り組みを強化します。補正予算約3億円が割り当てられています。
リンク: 文化庁 AIシステム発表


7. アリババ、新AIモデル「QwQ-32B」を発表

日付: 2024年12月2日
概要: アリババが新AIモデル「QwQ-32B」を発表。32ビリオンのパラメータを持つこのモデルは、特に数学的・論理的推論に優れており、内部モノローグ機能が特徴です。一方で、課題として言語の切り替えや推論ループが挙げられています。
リンク: アリババ QwQ-32B 発表


8. NEC、盛岡市と生成AIを活用した業務効率化の実証を開始

日付: 2024年12月3日
概要: NECは、盛岡市と連携し、自治体業務における生成AIの活用に向けた実証実験を開始しました。NECが開発した生成AI「cotomi」を用いて、盛岡市の業務データを活用するシステムを構築し、情報企画課、会計課、職員課での業務効率化を目指しています。
リンク: NECと盛岡市の実証実験


9. エヌビディア業績最高更新

日付: 2024年12月2日
概要: エヌビディアの2024年第3四半期(8-10月期)の売上高が前年比94%増、純利益が109%増で過去最高を記録しました。生成AI用GPU需要が急増しています。
リンク: NVIDIA 業績詳細


10. Generative AI Japan「生成AI大賞2024」ファイナリスト決定

日付: 2024年12月8日
概要: 日本で生成AIを活用した優れたプロジェクトを表彰する「生成AI大賞2024」のファイナリスト8組が決定。最終審査は12月18日に行われます。
リンク: 生成AI大賞詳細